泣くもんか/奥井亜紀 95/02/25
 この人を初めて知ったのは「Wind Climbing〜風にあそばれて〜」(94/11/10・13.6万枚)をCDTVのTOP100全曲紹介で2秒くらい聞いた時だと思う。この「泣くもんか」は次のシングルだが最高位100位・売上枚数0.3万枚ということもあってリアルタイムでは知らず、1年後くらいに中古屋で見つけた。その時は次の「晴れてハレルヤ」(95/06/25・15.2万枚)も知ってたかどうかは忘れたがああ、あの人か、みたいな感じで買った。そしたらめちゃくちゃよかった。
 歌詞は自分の方から別れを言い出したけど相手のことが気になってしまうという歌である。こう書くとちょっと軽く感じるが実はかなり後悔しているようである。僕はこういう経験がないのでよくわからないのだがそんなに後悔するなら別れなきゃいいのに。まあいろいろあるんだろうな。「「大人になろうよ」といったのは確かに私だった」らしいし。

 「自分で決めた無理矢理のさよならをしてからもうひと月 会わないまま暮らしていけば いつか記憶も消える日がくる だけど…」

 歌詞の後半はわかりますね。こう思うんですよね。しかしまだひと月って我慢きかな過ぎやろ。僕なんか(略)。

 この曲は「元気なブロークンハート/C−C−B」みたいに「失恋したけど元気出していこう!」という曲じゃなくて少し切ないのがポイント。
1番の歌いだしが「泣くもんか!泣くもんか!!」
2番の歌いだしが「愛してる。愛してる?」
3番の歌いだしが「泣くもんか。泣くもんか…」

そして最後のサビの後が「泣くもんか… 泣くもんか…」
と1番の時とはあきらかに心情が変わってるのがうかがいしれる。

 歌詞のことばっかり書いてるけど僕はいつでも「曲先行」でこの曲も当然曲がいいから好きになったので是非みなさんも1回聞いてほしいと思う。声はtohkoのような高音キレイ系です。